6月25日(木)ワールド・ビジョン・カフェ開催報告
2009.06.29
6月25日(木)、今年6回目となるワールド・ビジョン・カフェを開催。79名の方々が参加くださいました。
今回のテーマは、ミャンマー。海外事業部緊急人道支援課の加藤スタッフが、2008年5月のサイクロン・ナルギス通過直後に行われた緊急支援と、2009年1月から5月にかけて行われた7校の小学校再建事業について報告しました。
2008年5月2日にミャンマーを通過したサイクロン・ナルギスは、ミャンマー史上最大規模の被害をもたらしました。
約14万人もの人々が死亡あるいは行方不明となり、うち約4割が12歳以下の子どもたちだったと言われています。約240万人もの人々が著しい被害をうけ、被害総額は約40億ドルに及び、一つの国を襲った自然災害としては、過去25年で最大の被災規模だったと言われています。
「ある女性は、サイクロンによって家屋が吹き飛ばされ、水が押し寄せるなか、片手で2人の幼い子どもを抱えながら、何とか木にしがみついて助けを待っていましたが、ついに体力の限界になり、このままでは全員命を落としてしまうと思った女性は、上の子どもを手放したそうです。しかし10時間後に救助された時には、下の子どもも亡くなってしまいました。
私は彼女の話を聞きながら、心が震えるような思いがしました。
また、何とか生きのびた人々も、食糧、家屋、生計手段である家畜や農具等を失っただけでなく、水田や井戸も海水によってダメージをうけてしまいました。また、家族と離ればなれになってしまった子どもたちや、学校の倒壊等により、学校に通えない子どもたちも増加しました」
ワールド・ビジョンはサイクロン通過直後から緊急支援を開始し、食糧や安全な水、生活支援物資の配布、保健所の修復・再建だけでなく、親と離ればなれになってしまった子どもたちを保護するためのチャイルド・フレンドリー・スペースの設置等を行いました。
そして2008年9月からは、ワールド・ビジョン・ジャパンとして特に高波によって深刻な被害をうけた、ヤンゴンから車で約6時間のところに位置するボカレ・タウンシップで、小学校再建事業を開始。加藤スタッフはプロジェクト・マネージャーとして、約1年のほとんどをミャンマーに滞在し、事業を進めていきました。
「サイクロンによって土地が海水に浸ってしまったための塩害、陸路での資材搬送が難しいこと、事業地へのアクセスの難しさなど、たくさんの課題やチャレンジがありましたが、地域の人々、またワールド・ビジョン・ミャンマースタッフの協力をうけながら、7校の小学校を再建することができました。
今年5月に行われた引渡し式では、地域の人々や子どもたちにから、直接感謝の言葉をいただくことができ、私自身としても100%の達成感を得ることができました。
外国人としてミャンマーで働くなかでは、文化や感性の違いによるコミュニケーションの難しさを感じることも多くありましたが、身近なスタッフからの情報や話を参考にしつつ、相手の置かれている立場や背景を想像し、関係を深めていく力がとても鍛えられ、今後の活動のなかでも活かしていきたいと思っています」と加藤スタッフは語りました。
アンケートに寄せられた感想の一部をご紹介します。
・ 支援の報告書を読むだけではわからない苦労や、生の声を聞くことができ良かったです。
・ 加藤さんのおっしゃっていた「支援はまず相手を知ることから」という言葉がとても心にしみました。あと、道の整備や小学校の再建などの大切さを知ることができました。
・ もう少し、現地の人々のお話をしていただけたら嬉しかったです。
・ 自然災害による被災地域の復興支援を通し、防災のあり方や支援するだけでなく、コミュニティと協働していくことの大切さがわかりました。
参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!
次回のワールド・ビジョン・カフェは7月23日(木)に開催予定です。
詳細は、決定次第ホームページ上でお知らせします。
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