2月19日(木)ワールド・ビジョン・カフェ開催報告
2009.02.20
2月19日(木)、今年最初のワールド・ビジョン・カフェを開催しました。久し振りの平日昼間の開催でしたが、65名の方々がご参加くださいました。
今回のテーマはフィリピン。東南アジア諸国のなかでは最も日本に近く、日本人にとっても親しみのある国です。当日の参加者のなかにも、フィリピンへの渡航経験がある方が多くいらっしゃいました。国土・人口は日本よりひとまわり小さい規模ですが、国内での仕事・産業がないため、人口の約一割といわれる海外労働者が経済を支えています。
ワールド・ビジョン・ジャパンでは1993年に、フィリピンの3地域でチャイルド・スポンサーシップによる支援活動を開始し、うち2地域ではすでに活動を終了しました。当日は担当の中村スタッフより、2010年9月に終了予定のショアラインⅡ・プログラムを中心に、これまでに行われた活動、今後の課題、そして支援を通して成長した子どもたちについてご報告しました。
「フィリピンでの支援活動の特徴は、“地域の人々による住民組織の育成”です。ワールド・ビジョンの支援活動が終了し、私たちが撤退した後も地域の人々によって活動が継続されていかなければ、意味がありません。そのためフィリピンでは、活動開始当初から地域の人々と話し合い、住民組織を形成し、その組織が中心となって、活動を進めています」
ショアラインⅡ・プログラムの支援地域では、政府の経済開発により立ち退きを余儀なくされた人々が移住してきたことによって、人口が急激に増加。農地・漁業区が減少したことによて、収入が減少し、貧困に苦しむ家庭が増加していました。
ワールド・ビジョンでは、地域の人々が形成した組織(SKKI)とともに、教育、保健衛生、経済開発、住宅開発など、様々な活動を行ってきました。
「チャレンジも多くありました。例えば経済開発プロジェクトでは、台風の被害を受けやすい違法居住地区に住んでいた約200世帯に、安全な住宅を提供しましたが、住宅ローンの返済が滞ってしまう家庭が出てきました。そのため住民の人々がリーダーグループを形成し、定期的に家庭を訪問してカウンセリングを行い、就職先の紹介や、収入向上支援のためのトレーニングなどを行うことによって、ローンの返済を促していきました」
これらの活動によって、義務教育を修了できる子どもたちが増加し、健康状態が改善され、人々の収入が向上するなど、多くの成果があがりました。今後は、さらに組織能力を向上し、それぞれの家庭の経済基盤が強化することで、支援終了後も地域の人々が自分たちの足で立ち、子どもたちの健やかな成長が促されていくことを目指しています。
最後に、中村スタッフは支援を受けて成長した、一人のチャイルドをご紹介しました。
「ジョイさんは6歳の時から、チャイルドとして日本のチャイルド・スポンサーと交流を続けてきました。10年以上前にスポンサーから送られて来た自分の写真を財布に入れて、肌身離さず大切に持っています。
ジョイさんは州立大学を卒業後、“自分がチャイルド・スポンサーシップを通して受けてきた多くの恵みを、今の子どもたちに伝えていきたい”と、SKKIに就職しました。今も毎日献身的に、地域の子どもたちのために働いています。
チャイルド・スポンサーシップを通して、多くの子どもたちが育ち、勇気を与えられていることを、フィリピンの人々に代わって、感謝したいと思います。マラミン サラマッポ(タガログ語で“ありがとう”の意味)!」
ワールド・ビジョン・ジャパンでは2012年より、フィリピンの2地域で新たにチャイルド・スポンサーシップによる支援活動を開始する予定です。
アンケートに寄せられた感想の一部をご紹介します。
・ ワールド・ビジョンの援助が終了した後、地域住民組織がきちんと引き継いで活動していけるかが重要なんだと感じました。うまくいくことを願っています。
・ フィリピンの人たちの「自分たちの足で立とう!」という言葉が印象的でした。
・ とても楽しく聴かせていただきました。成果のところで、具体的な数字を教えて頂ければ、よりよく分かるかなと思いました。
・ プロジェクトの良いところだけではなく、問題点も説明してくださったことにも好感を持ちました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
過去のワールド・ビジョン・カフェの報告はこちら>>
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あなたもチャイルド・スポンサーになって子どもたちを支援してみませんか?

