12月9日(火)ワールド・ビジョン・カフェスペシャル開催報告

2008.12.10

カンボジアでの支援前後の生活について、元支援チャイルドカナさんに話していただきました
カンボジアでの支援前後の生活について、カナさんが話しました(写真左は、通訳の菅家さん)

12月9日(火)、カンボジアからのスペシャルゲストである、カナ・ナンさん(チャイルド・スポンサーシップによる支援を受けた元チャイルド)と、ハイディ・デュピュイ氏(ワールド・ビジョン・カンボジア・スタッフ)を迎えた3回目(最終回)のカフェを銀座フェニックスプラザで開催し、113人の参加者をお迎えしました。
カナ・ナンさんは、ワールド・ビジョン・ジャパンがチャイルド・スポンサーシップによる支援を13年間にわたって実施した、カンボジアのウドン地域で育ちました。9年間にわたって日本のチャイルド・スポンサーと交流を続けながら成長した彼女は、支援活動が彼女とその家族、また地域全体にどのような成果をもたらしたか、感謝をこめて報告しました。

カナさんが幼稚園で子どもたちに教えている「身体はいつもきれいに!」という歌を披露するようす
カナさんが幼稚園で子どもたちに教えている「身体はいつもきれいに!」という歌を披露するようす

現在は幼稚園の先生をしているカナさん。ふだん子どもたちに教えている「身体はいつもきれいに!」という歌を振りつきで披露すると、会場の皆さまも一緒に歌って踊ってくださり、会場はなごやかな雰囲気になりました。チャイルド・スポンサーシップの支援によってもたらされたものとしてカナさんは、「私は、HIV/エイズについて学ぶワークショップと、絵を描くクラスに参加しました。両親も家庭内暴力についてのセミナーに参加することを通じて、心の持ち方が変わったらしく、家庭内での口論や、時々あった暴力がなくなり、家庭が平和になったように感じます」と語りました。

カンボジアでの支援概要について、ハイディ氏が説明しました
カンボジアでの支援概要について、ハイディ氏が説明しました

ハイディ・デュピュイ氏は、ワールド・ビジョン・カンボジアでアドボカシー・広報ディレクターとして働いています。内戦のため、1975年に難民として国を去らなければならなかった彼女は、アメリカで教育を受けた後、カンボジアの再建のために祖国へ戻り、カンボジアの未来をつくる子どもたちが健やかに成長することを願って精力的な働きを続けています。
カフェでは、支援によって人生に大きな変化がもたらされた人たちとの出会いを語りました。「この女性は、貧しさのため、朝起きる気力がわかないほどだったのです。それが、ワールド・ビジョンが支援活動を始め、スタッフが彼女の家を訪問するようになると見違えました。今では牛銀行のプログラムによって育てている牛を売って、野菜畑を広げる計画を楽しみにしていて、町へ働きに出した長女も呼び戻すことができました」。

Q&Aの時間には多くの方からたくさんのご質問をいただきました。その一部をご紹介させていただきます。

Q&Aタイムで、参加者の質問に応えるようす
Q&Aタイムで、参加者の質問に応えるようす

Q.チャイルドが喜ぶ手紙を書くにはどんなことに気をつけたらいいのでしょう?
A.カナさんが受け取っていたように、チャイルドや家族の健康や、勉強の様子などについて尋ねる内容が良いでしょう。遠い国の人が自分のことを気にかけてくれているということがチャイルドにとって大きな励ましとなります。

Q.支援が終了すると、ワールド・ビジョンは撤退すると聞きました。具体的にはどのように支援を終了するのですか?急にいなくなって大丈夫なのですか?

会場のみなさんと一緒にカナさんが幼稚園で教えている「身体はいつもきれいに!」という歌を歌って踊ってみました
会場のみなさんと一緒にカナさんが幼稚園で教えている「身体はいつもきれいに!」という歌を歌って踊ってみました

A.ワールド・ビジョンは、活動を開始するときに10~15年支援を行ったら活動を終了するということをあらかじめ地域住民の方々にお伝えしています。そして、終了の3年ぐらい前から特に、地元組織や行政機関がワールド・ビジョンが支援してきた活動や施設の運営を引き継ぐための活動を強化します。支援事業はそれぞれ達成すべき目標を定めていて、その達成状況を5年ごとに評価しながら実施しています。目標の達成状況に著しい遅れがある場合には、支援期間の延長を行うこともありますが、基本的に、住民の方々には支援はある一定の期間内で成果を出さなければならないことを理解していただき、住民の方々自身で活動の成果を維持できるよう、人材育成や、組織強化に力を入れて活動しています。

支援開始当時のナンさん
支援開始当時のナンさん

カナさんの住むウドン地域では今年の9月で支援が終了しましたが、孤児たちの支援や、米銀行、小規模融資の活動などは現在も住民の手によって続けられています。

アンケートに寄せられた感想の一部をご紹介します
 カナ・ナンさんの素直なことばはとても心にひびきました。
 やっぱり生の声は心に響きます。
 カナさんが明るく朗らかですてきでした。
 現地スタッフの方が内戦中に国を離れ、そして今祖国に戻って国の復興のために活動されていることに感動しました。
 ハイディーさんの一生懸命な話にひきこまれてしまいました。チャイルドスポンサーをうけることで子供と家族、その地域がよくなっていることを知り安心しました。
 Q&Aタイムが充実していたと思います。皆が知りたいことが多く出ていました。

 日本でカンボジアのチャイルドに会えるとは思わず、とても感動しました。
 地域を自立に結びつけるために、周到に考えられた仕組みがあること、そして“撤退”があることがすばらしいと思いました。
 インタビュー形式や歌などほっとするプログラムでよかった
 もっと(チャイルドに)手紙を書こうと思いました。
 カナさんが6~7年前にもらった手紙をずっと大切に持っていることに感動した。
 カンボジアの現状が知れてよかった。
 報告書だけでは伝わりきれない思いを感じました!
 今後も今日のような内容のカフェを開催してほしい。

★カフェのようすを映像でご覧いただけます
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★12月のワールド・ビジョン・カフェ開催報告
ワールド・ビジョン・カフェスペシャル(12月8日開催/テーマ:カンボジア)のご報告
ワールド・ビジョン・カフェスペシャル神戸(12月6日開催/テーマ:カンボジア)のご報告
ワールド・ビジョン・カフェ(12月5日開催/テーマ:HIV/エイズと子ども達)のご報告

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