5月22日(木)ワールド・ビジョン・カフェ開催報告

2008.06.02

カフェ当日のようす
カフェ当日のようす

5月22日(木)、今年4回目となるワールド・ビジョン・カフェを開催しました。今回もご家族連れやご友人連れの方など、計148名の方々がご参加くださいました。

今回は特別ゲストとして、ワールド・ビジョン・ベトナムより北部事業ディレクターのタン・ティ・ハ氏を迎えました。
小児科医でもあるハ氏は、ハノイ医科大学在学中に研究のため貧困地域を訪れたことがきっかけとなり、1998年にワールド・ビジョン・ベトナムに入団。現在はワールド・ビジョン・ジャパンがチャイルド・スポンサーシップを通して支援するバンエン地域開発プログラムを始めとして、多くの地域開発プログラムに携わっています。

貧しさのため、幼くして働かざるを得ない子どもたち
貧しさのため、幼くして働かざるを得ない子どもたち

近年、経済成長が進むベトナムですが、都市部と地方では貧富の差が拡大しています。特に少数民族の子どもたちには教育の機会が不足し、地方では安全な水にアクセスできる人々はわずか50%。またHIV/エイズの感染者は30万人にものぼっています。
「ワールド・ビジョン・ベトナムでは、ベトナムの14省30地域でチャイルド・スポンサーシップによる活動を行っています。支援を受けている子どもたちは55,105人、そのうち2,011人の子どもたちは日本のスポンサーによる支援を受けています。
ワールド・ビジョン・ベトナムでは子どもたちと家族の自立を目指し、貧困地域に根ざした活動を10~15年かけて行います。」

子どもたちに対するHIV啓発活動のようす
子どもたちに対するHIV啓発活動のようす

ワールド・ビジョンの活動は教育、保健衛生、生活向上支援、地域住民の能力強化プロジェクトなど多分野にわたり、地域の環境を総合的に改善していきます。そしてこうした活動と同時に、スポンサーとの交流も支援を受けているチャイルドだけでなく、地域の人々にも大きな影響を与えます。ハ氏は、ある日本人のスポンサーとチャイルドのエピソードを紹介しました。
「数年前、私はある日本人のチャイルド・スポンサーの方の、チャイルド訪問に同行しました。彼はチャイルドを訪問し交流を深め、地域を見学し、支援活動についての理解を深めてくださいました。しかしその後、チャイルドの母親が事故で亡くなりました。

ベトナムでの活動を報告するハ氏(右)
ベトナムでの活動を報告するハ氏(右)

その連絡を受けたスポンサーの方は、チャイルドを励ますためにもう一度ベトナムに渡り、チャイルドを訪問してくれました。スポンサーの二度目の訪問は、チャイルドにとって大きな励ましになっただけでなく、地域の人々もチャイルドを大切に思うスポンサーの姿勢に感銘をうけ、『親を失った子どもたちを、地域でケアしていくことはできないか?』と、自主的に話し合うようになったのです。チャイルド・スポンサーからの支援は、子どもたちや地域の人々にとって、大きな励ましです。皆さまのご支援に、心から感謝しています。」

質疑応答の時間にはたくさんの質問があげられ、皆さまの温かい想いと、関心の高さを感じるひと時となりました。

アンケートに寄せられた感想の一部をご紹介します。

支援を受けるフォンちゃん。「将来は医者になって、最初にスポンサーを診察したい」と語る
支援を受けるフォンちゃん。「将来は医者になって、最初にスポンサーを診察したい」と語る

● 色々な年齢の方がいて、皆さんとても熱心に取り組んでいるんだなあと思いました。こうした活動がもっと日本の人に伝わればいいなと思います。
● 支援者がチャイルドに与える影響がいかに大きく、大切な事かが分かりました。スポンサーになって良かったと実感しています。精神的な支えになっているという言葉はうれしい事です。
● 10年間、実際に現地で活動されているハ氏の話がとても印象に残りました。写真等がもう少したくさんあると良かったです。
● ワールド・ビジョンの強み、政府との連携についても聞くことができてよかったです。日本で、こういった支援がもっと広まりますように。私も行動します。

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!

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