【第2報】ミャンマー・サイクロン緊急援助を行っています
エーヤワディー地域からの報告:300人の村の生存者は70人
2008.05.08
サイクロン「ナルギス」による被害が最も大きいとされるエーヤワディー(イラワジ)管区へワールド・ビジョンが調査のために派遣したスタッフが5月7日にヤンゴンへ戻り、未曾有の災害の状況を伝えています。今回訪問したラプタ(Latputa)郡区だけで、当局関係者によると、50,000人の行方不明者が出ており、その生存の可能性は極めて低いと考えられます。
「2人の娘を必死の力で抱きかかえて、木につかまりました。でも、とうとう力尽きて、一人は手放してしまったのです」ラプタ郡区で被災した、農業を営むゾー・ウーさんは、4.5メートルの高波が彼の村を襲ったときの様子を、涙ながらに語りました。
彼は妻と一番上の子どもも大洪水の中に亡くしました。「竹でできた家は跡形もなく流されました。」彼の村の人口は300人でしたが、今残っているのは70人だけだといいます。この地域に支援物資はまだ届いていません。また、この村の近隣にあるピィンサル(Pyinsalu)という町では、人口4,000人のうち、生存者は400名となっています。この町は2004年のスマトラ沖地震津波の時にも被災しました。
今回調査を行ったWVスタッフは、「ラプタにある学校に多くの子ども通っており、彼らの家がある村の中には壊滅してしまったところもある。子どもたちは帰る家を失い、多くの孤児が発生しているものと思われる」「飲料水の水源が汚染されてしまったため、これから多くの人々、特に、抵抗力の弱い子どもたちの間に下痢等の病気が広がりそうだ」と懸念を示しています。
ワールド・ビジョン・ジャパンは、2002年からミャンマーに日本人スタッフを派遣。今年3月からは山野真季葉スタッフが駐在しており、現在の緊急援助対応を行っています。 また、新たに緊急支援スタッフをもう一人、今週中にも派遣すべく準備を進めています。

