3月5日(水)ワールド・ビジョン・カフェ開催報告
2008.03.14
3月5日(水)、今年3回目のワールド・ビジョン・カフェを開催しました。今回はご家族連れやご友人連れの方など、これまでに最も多い167名の方々がご参加くださいました。
今回は特別ゲストとして、ワールド・ビジョン・インドの事務局長、ジャヤクマール・クリスチャン氏を迎えました。
ジャヤクマール氏は1978年、ワールド・ビジョンに入団。開発援助スタッフとしてインド北部での支援事業などに携わりました。現在はワールド・ビジョン・インドの約1400人のスタッフを束ね、インド国内で行われている約5000の支援事業を統括しています。また近年では、インドに加えてスリランカ、ミャンマー、ネパールなど南アジア全体の責任者も務めています。
カフェ当日はジャヤクマール氏が、インドの子どもたちが置かれた現状と、ワールド・ビジョン・インドの働きについて語りました。
著しい経済成長を続けるインドですが、国内での貧富の格差は拡大。全人口の約80%の人々が、1日2ドル以下の収入しか得られないなか、子どもたちは非常に厳しい生活を余儀なくされています。
活動を通してインド中の村々を訪れるなか、ジャヤクマール氏は厳しい貧困のなかでも懸命に生きる多くの子どもたちに出会ってきました。家族のために朝4時に起床し、ゴミ拾いに出かける6歳の子ども、性的産業に従事し、「自分と同じ仕事をする子どもたちがいなくなることが夢」と語る少女、わずか12~13歳で結婚せざるを得ない少女…。子どもたちを苦しめる絶対的な貧困に立ち向かうため、ワールド・ビジョン・インドでは様々な活動を行っています。
「ワールド・ビジョンの活動は応急処置的な支援ではなく、貧困の原因そのものに取り組み、15年以上の歳月をかけて、持続可能な発展を目指した支援です。スタッフは支援している貧困地域に住み、地域住民の人々とともに活動を行います。私たちは、貧しい人々のために人生を投資しています。なぜなら、人生だけが人生を再生産すると信じているからです。そして私たちの支援は、全てが子どもたちのためです。全ての支援を通して子どもたちにどんな恩恵がもたらされたのか、必ず見直しを行っています」
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、現在インドの3つの地域で、チャイルド・スポンサーシップによる支援活動を行っています。日本のチャイルド・スポンサーに支援を受ける子どもたちは、約7000人にのぼります。
「私たちは、皆さんがご自身の『信頼』を私たちに預けてくださり、貧しい子どもたちを支援してくださっていることを、感謝しています。1人の億万長者に多額の寄付を寄せてもらうよりも、多くの人々に1人でも多くの子どもたちを、継続的に支援していただきたいと思っています。なぜなら皆さまからの『信頼』が、支援を届けている子どもたちや人々にとって大きな励みとなり、貧困からぬけ出していくための力となるからです」
当日ご参加くださった多くのチャイルド・スポンサーの方々に対して、ジャヤクマール氏は力をこめて語りました。
アンケートに寄せられた感想の一部をご紹介します。
・ インターネットやニュースで、インドのことは少しですが知っています。でも実際に情熱を持って子どもたちと住み、人生をかけて活動されているジャヤクマール氏の言葉に、涙が止まりませんでした。
・ インドの男の子を支援していますので、身近に感じられること、インドの現状を聞くことができてとてもよかったです。自分から起こせるアクションを一つずつ、今できることからという言葉がとても印象に残りました。
・ 生の声を聞けて大変参考になりました。もっと具体的な支援事例をうかがえると、もっとよかったです。
・ 生の話が聞けてよかったです。貧困層の割合を聞くより、一人の子どもとの出会い、出来事を知ることが一番大切だし、これらの問題解決のための近道になると思いました。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!
なお、4月は「教科書にのっていないアフリカ」が開催されるため、次回のワールド・ビジョン・カフェは5月22日(木)の開催を予定しています。詳細は、決定次第ホームページでお知らせします。

