7月26日(木)ワールド・ビジョン・カフェ開催のご報告

2007.07.27

ワールド・ビジョン・カフェのようす
ワールド・ビジョン・カフェのようす

7月26日(木)、今年7回目のワールド・ビジョン・カフェを開催しました。今回は3月以来の平日昼間の開催となり、60名の方と4名の小さなお友だちが参加してくださいました。

当日は海外事業部緊急援助・人材派遣課の田中久美子スタッフが、アフリカ・アンゴラ共和国でワールド・ビジョンが行っている支援活動についてご報告しました。

アンゴラでは2002年4月、27年間にも及んだ内戦が終結しましたが、極度の貧困と社会サービスの破壊により、4人に1人の子どもが5歳まで生き延びることができません。また、内戦中に埋められた1200万個の地雷が、現在も大きな問題となっています。

アンゴラ(支援地)の子どもたち
アンゴラ(支援地)の子どもたち

そして内戦後、約10万人の兵士が武装解除されましたが、彼らの多くが教育を受けておらず、収入を得る技術がありません。さらに、除隊兵士の多くが内戦中に障がいを負っており、そんな彼らにとって生活手段を確保することはいっそう困難です。

ワールド・ビジョンでは、除隊兵士が十分な収入を得て、家族を養い、社会に溶け込んでいくことができるように、収入向上支援、保健衛生のトレーニング、障がい者の人権のレクチャーなど、様々な支援を行っています。

田中スタッフがアンゴラで出会ったアントニオさん(52歳)も、ワールド・ビジョンの支援を受ける除隊兵士の1人です。

アントニオさんと田中スタッフ
アントニオさんと田中スタッフ

アントニオさんは内戦中に地雷の被害に遭い、右手が不自由になりました。子どもを養うために、支援を受ける前は物乞いや、親戚の助けを借りてなんとか生活していました。しかし支援を受けて、人参やジャガイモ、トマトなど市場価値の高い農作物を栽培し、収入を得ることができるようになりました。

「収入を得て最初に買った物は何ですか?」という田中スタッフの質問への答えは、「子どもたちの学用品」でした。
「支援を受ける前は、生活の全てを誰かに頼り、子どもたちに食べ物があるか、毎日心配していました。自分が経験してきた苦しみを、子どもたちには味わってほしくありません。子どもたちにはきちんと学校に通い、貧困からぬけ出してほしいと思っています」アントニオさんは語りました。

参加者からの質問に答える片山事務局長
参加者からの質問に答える片山事務局長

内戦終結から5年が経ち、多くのNGOや国際機関がアンゴラから撤退しています。しかしその一方で、未だに多くの子どもたちが、明日生き延びられるかも分からない、厳しい環境に置かれたままです。ワールド・ビジョンは、1人でも多くの子どもたちが健康に成長し、十分な教育を受けることができるよう、引き続きアンゴラでの活動を行っていきます。

今回も質疑応答の時間には活発な質問が出され、カフェ終了後もスタッフに質問する熱心な参加者の姿が多くみられました。

アンケートに寄せられた感想の一部をご紹介します。

・ すごく勉強になりました。それと同時に、たくさんの人々が集まっていることに驚きました。
・ きちんと現状を知らせていただけて、よかったと思います。途上国の方々、また日本に住む私たちみんなで分かち合っていきたいなと思いました。
・ 予想以上に、お話を通して衝撃を受け、自分も何かしないといけないという思いにさせられました。
・ 元兵士の方々の社会復帰がとても難しいことを初めて知りました。しかし、もう少し子どもたちへの支援の話が聞きたかったです。

今回いただいたご意見やアンケートも、今後の活動に活かしていきたいと願っています。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!

次回のカフェは、8月23日(木)19:00~20:30に開催する予定です。

当日の内容は、詳細が決定次第HP上でお知らせ致します。
参加お申込みはこちらから↓

また、お電話(0120-465-009)でも受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。

今回ご参加いただけなかった方も、次回ぜひご参加ください。
たくさんの方のご参加をお待ちしています!

これまでのカフェの報告をみるにはこちら
田中スタッフのブログを見るにはこちら