アドボカシーとは
一人一人が問題について知り、その原因について声をあげ、
解決のためにできることを訴えていくことです。
この働きにより、政策を変え、不公正な社会を変えていきます。
アドボカシーの方法や現場は多種多様です。
ワールド・ビジョンのアドボカシーは、子どもにとって世界が安全で平和な場所になることを目指して、政府・国際機関と市民社会の両方に働きかけています。
ワールド・ビジョンは、支援地域での啓発活動から国際レベルでの政策提言など、
様々な方法で、アドボカシーを行っています。
貧困や紛争をなくし、子どもたちが健やかな成長ができる世界を実現するためには、多くの人による合意が必要です。より多くの人にある特定の問題を知ってもらい、アクションを起こしてもらうために、アドボカシー・キャンペーンを行います。 現在は、「Child Health Now –アクション!救えるはずの命のために」を実施しています。また、様々な機会に「子どもの権利」に関する啓発活動を行い、パートナー団体と一緒に貧困の原因について、多くの人に理解を深めていただくための呼びかけも行っています。
山岳部の女の子の早期結婚をなくして欲しいという声をベトナム政府に届ける先住民族の女の子
子どもの権利のプラカードを持ってパレードする子どもたち(パプアニューギニア)
政府・国際機関への働きかけ
各国政府や国際機関の政策が途上国の子どもたちを優先するために、
世界のワールド・ビジョンは連携し、アドボカシーを行っています。
世界の貧困問題の解決を目指すミレニアム開発目標などの国際社会の約束が達成されるように、
G8サミットなどの国際会議の機会に、各国政府や国際機関に働きかけています。
「女性と子どもの健康に関する世界戦略」への働きかけ
2010年9月の国連首脳会合(MDGsレビューサミット)で藩基文(バン・ギムン)国連事務総長が発表した「女性と子どもの健康に関する世界戦略」。
妊産婦と子どもの命を救うために各国政府や国連機関に対してワールド・ビジョンが行ってきたアドボカシーの成果もあり、女性と子どもの健康増進のために400億ドル以上の資金の拠出が約束されました。
この戦略により、世界の1,600万人以上の女性と子どもの命を救うことができます。また、300万人の新生児を含む、1,500万人以上の5歳未満乳幼児を救うことができます。
「女性と子どもの健康に関する世界戦略」発表で市民社会を代表してスピーチを行ったWVI総裁ケビン・ジェンキンス
市民への働きかけ
日本の政府開発援助(ODA)政策が子どもたちを優先させるものするためには、多くの日本の方々が途上国の子どもたちの現状に関心を持ち、状況を良くするために行動してくださることが、大きな力となります。ワールド・ビジョン・ジャパンは、様々なイベントや活動を通じて多くの方々に問題を知っていただき、行動を起こしていただける機会を提供しています。
アドボカシー・キャンペーン:「Child Health Now!-アクション!救えるはずの命のために」
5歳までに生きられず命を落としている子どもたちを救うために、先進国・途上国の政策に影響を与えることが目的のキャンペーン。世界のワールド・ビジョンと連携して実施しています。
日本では、2010年度、世界の子どもたちを救いたいという、皆さまの想いが、249,694,件のアクションにつながりました。目標は2015年までに100万件です。1人でも多くの方が、途上国の現状を知り、行動を起こしてくださることが、政策を動かすための大きな力になります。ご協力をぜひよろしくお願いいたします。
2,737人が参加し、手形で「巨大な地球」を完成させたイベントのフィナーレ
支援地域での働きかけ
支援地域でも、子どもを含めた支援地域の人々自身が自分たちの問題について声をあげ、影響のある政策などについて意見を表明できるように、支援を行っています。子どもたちや住民の集まり、地方自治体との会合、政府や政治家との対話、国際会議の議場など、様々な場がアドボカシーの機会となります。
インドの子どもたちによるアドボカシー「いい学校と保育所を私たちのために!」
ワールド・ビジョンの支援を受け、インド全土の20,000人以上の子どもたちが参加して自分たちの学校や保育所の実態を調査。その結果、校舎・園舎の建物や、保育所で提供される食べ物の改善が必要なことが明らかになりました。インド政府はインドのすべての子どもに質の高い教育を提供することを法律で定めていますが、これを遵守するように、子どもの権利保護のための国家委員会や女性と子ども開発省に対して子どもたち自身が提言活動を行いました。その結果、委員会や開発省は、子どもたちの要請に対応すると約束しました。
子どもたちが自ら3677の学校と3810の保育所を評価しました(インド)






