ボランティアの声

ワールド・ビジョン・ジャパンで、ボランティア活動をしてくださっているボランティア・スタッフの声です。
(ボランティアニュース「麦の穂」※より)
※麦の穂とは、ボランティア・スタッフの自主活動として年に2回、全国の在宅翻訳ボランティア・スタッフの皆さまにお送りしているニュースです。

ボランティア断片 川端 安弘さん(事務所ボランティア・東京都在住)

ボランティアの声

 おはようございます。3階事務所の中央通路を通りながら挨拶するところからボランティアの1日が始まる。若いスタッフの方々からの感謝の気持ちを込めた挨拶のシャワーを浴びながら「頑張ろう」と気合が入る。2階のボランティアルームへ入ると今度は仲間内の親しげな挨拶がある。ご婦人がたが多いためか細やかな気遣い、賛辞が飛び交う。「素敵なスカートどこで買われたの?」「今回の髪型本当にお似合いよ」女性の観察眼は素晴らしい。もっともこの点では自分のワイフで怖いほど経験済みだが。

デスクに座る。机の上にはすでに「どっさり」と今日一日の仕事が置かれている。これに奮い立つか、萎えるかはその時の体調による。WVスタッフの我々ボランティアへの仕事の割り振りは工事現場の現場監督に明日からでもなれるくらい見事だ。ボランティア精神で集まった我々を5分足りとも遊ばせない。 今回の仕事は海外のチャイルドからの手紙の返信の整理だ。エチオピアからの現地スタッフの手書き英文レターだが、その字の読み難さ、翻訳の方のご苦労がしのばれる。しかし、内容はというとエチオピアの大使かと思われるくらい、エチオピアの文化、気候、観光、食物の紹介に満ちている。

その一端を紹介するとエチオピアには独自の暦がある。エチオピアの元旦は西暦で9月11日、しかも年は西暦より7年遅い。つまり、今年はエチオピアでは2003年であるそうな。クリスマスは西暦1月7日に祝う。エチオピアでは帝政崩壊までエチオピア正教(キリスト教)が国教であった。皆さんご存知でしたか?その他さすがコーヒー発祥の地としてのコーヒーセレモニーの習慣等楽しい記事が他にもありますが、今回はここまでにします。 ボランティアとは奉仕活動ではありますが、仲間とのコーヒーブレイク、海外からの手紙に触れる楽しさ、やめられません。


「教育」は明るい未来への希望  飯吉 猛さん(事務所ボランティア・東京都在住)

ボランティア室の作業風景

 途上国の困難な状況に置かれている子どもたちに、「教育の機会を」というミッションがいかに大切かを痛感しています。 ある映画を観て、識字率の高い日本でも、いろいろな事情から学校に行けなかった人たちが夜間中学で文字を習得し、 人間としての尊厳と誇りを取り戻そうとしている姿に、深く感動したことを思い出します。

「『教育』は時間がかかって」とよく言われます。しかし著名な社会学者も「10年のスパンでみると教育の成果は顕著に現れる」と言っています。 このように、教育の機会を得た10年のスパンは、遠い未来ではなく、見通すことのできる未来です。「教育」は明るい、確かな未来の希望です。


 小さな支援の積み重ねが大きな力、大きな流れになることを確信し、これからも微力ながら、お役に立てることができればと願っています。

ボランティア活動と私 内田 三代子さん(事務所ボランティア・東京都在住)

ボランティアの声

 数年前、あるテレビ番組でワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)の働きを知りました。アフリカの1人の男の子の生活が紹介され、その子のけなげな様子に涙が止まりませんでした。 この涙をこのまま終わらせてはいけないと、早速WVJに電話をしてチャイルド・スポンサーになりたいこと、ボランティアをしたいことを伝えました。

 現在週1~2回、事務ボランティアに来ています。直接ではありませんが、途上国のたくさんの子どもたちの笑顔と希望につながっていることがとても嬉しく喜びとなり、楽しく仕事をしています。

 ボランティア・スタッフの人たちもスタッフもみな楽しく、一生懸命に働いている事務所の雰囲気が大好きです。今後ともできるだけ長く続けたいと思っています。


WIN(得るもの)とは何だろう 山内 健司さん(事務所ボランティア・東京都在住)

ボランティアの声

 在宅翻訳ボランティアを3年して、定年を迎えたこの4月より、別の会社に勤めながらWVの事務所で週1回翻訳のお手伝いをしています。  前の仕事では、海外企業との共同研究の企画・調整を担当しました。ビジネスの世界では、win-winという言葉がよく使われます。これは相手の立場や希望を尊重し、妥協点を探るという意味だと考えています。実際win-winの関係が作れないと、交渉もまとまらないし、共同研究も長続きしません。それから発展して、日常生活でもwin-winを考えて行動すると、結構うまく行くことがわかりました。それでは金銭的な対価を要求しないチャイルド・スポンサーボランティアにとってwin(得るもの)とは何だろうか? そんなことを考えてきました。

チャイルド・スポンサーやボランティアをする以上、そこには善意があります。ただ善意だけでは長続きは難しい、特に宗教的なバックグラウンドを持たない人が長く続けるためには、win-winを作る何らかの仕組みがあった方が良い、そんな気がします。もちろん違った意見を持っている方もおられるはずで、皆さんのご意見をお聞きしたいところです。

 善意がベースにあるので、多くのwinはいらないはずです。チャイルド・スポンサーにとっては、チャイルドの手紙が大事なwinでしょうし、ボランティアにとっては、WVのスタッフやボランティア仲間との人間的なふれあいが大きな励ましになります。ただ在宅ボランティアの場合はそれが難しいので、何らかの仕組みがあれば、と思います。考えても私にはなかなかアイデアが出てこないのですが、良いアイデアがないでしょうか? 事務所でボランティアをすることで、多くのボランティア、スタッフの皆さんと知り合いになれました。東京に居る限りは、仕事を調整して、なるべく毎週事務所に通いたいと思います。そしてチャイルド・スポンサーにとっての大事なwinである手紙を、気持ちが伝わるような翻訳にしたいと思っています。


子どもたちを忘れないためにも ミョンジャ クオンさん(在宅翻訳ボランティア・愛知県在住)

ボランティア室の作業風景

 7年前、毎日仕事で忙しく現実から逃れたくなり、なぜかメキシコへ1人旅に出かけました。滞在中、路上で可愛らしい少年2人に出会いました。彼らの笑顔はとても純粋で私の心を癒してくれました。しかし、着ている服はボロボロで誰も近づきません。なぜなら、彼らがストリートチルドレンと呼ばれる子どもたちだったからです。 帰国後も彼らが忘れられず、なんだかスッキリしない旅となってしまいました。2年後、ある NGO団体と「ストリートチルドレンと出会うツアー」で再びメキシコへ行きました。そこで、たくさんの子どもたちと出会い彼らの抱える問題や笑顔とは裏腹の現実を知る事となりました。

メキシコで出会った子どもたちを忘れないためにも、何かをしよう!と思いチャイルド・スポンサーになりました。どんな小さなことでも、それを必要とする人がいるなら、それは決して小さなことではありません。だから私はこれからもボランティア活動をして行こうと思います。

偉い人になりたいから 渡部 貴志さん(在宅翻訳ボランティア・神奈川県在住)

ボランティアの声

 私が寄付や奉仕活動をする理由は単に偉い人になりたいからです。私は子どもの頃から偉人伝のような話を読むのがすきで、長じてからも古今東西の聖賢の言葉に多く馴染んできました。ところが私自身は一向に賢くなる気配が無いため、それは何故かを私は一生懸命考えました。すると私が偉い人たちのような行動を何ひとつ実行していないという衝撃的事実に気づいたのです。

これはまずいと色々調べるうちに、偉人たちはみな異口同音に「人に施せ」と言っているのに私は気がつきました。不幸にも私には女房も子どももなく僅かなもので暮らしていけますし、暇も売るほどあるために、これなら私にも出来そうだと思いWVJのお手伝いを始めることにしました。残念ながら成果は未だ出ず、相も変わらず誰も褒めてはくれませんが、いつか遠い未来に少しは偉くなれるのではなかろうかと夢見て今もがんばっている次第です。なんともはや恥ずかしい限りです。


お得な時間 筒井 章子さん(在宅翻訳ボランティア・東京都在住)

ボランティア室の作業風景

 私が翻訳ボランティアを始めたきっかけは、チャイルドに会いに行くツアーで、スタッフの方から「大事なことは、チャイルドの気持ちになって翻訳することなのよ、やってみない?」と誘っていただいたことでした。最初は、自分にできるかどうか心配でしたが、今では翻訳を終わると、その国の子どもたちに会いに行くツアーに行ったかのように、身近に感じていてとても楽しんでいます。

そのためにできるだけ翻訳を始める前に、その地域のプログラム内容を見るようにしています。翻訳をしていて特に楽しいのは、チャイルドの絵が描いてある時です。子どもの目線や対象物の特徴の捕らえ方が、どこの国の子どもも良く似ていて、とても興味深いです。自分のチャイルドだけではなくて、他の国のたくさんの子どもとも繋がれるような気がして、翻訳をする時間はとてもお得な時間を過ごさせていただいていると思っています、これからも続けていきたいです。

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