ワールド・ビジョン・ジャパンで、ボランティア活動をしてくださっているボランティア・スタッフの声です。
(ボランティアニュース「麦の穂」2010年12月号※より)
過去のボランティア・スタッフの声を聞く
※麦の穂とは、ボランティア・スタッフの自主活動として年に2回、全国の在宅翻訳ボランティア・スタッフの皆さまにお送りしているニュースです。
大切な週一日 寺林 元子さん(事務所ボランティア・千葉県在住)
ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、現在800人以上の事務所、在宅、そしてイベントボランティアに支えられているとの事です。私は5年半ほど前から週一回のペースで事務所ボランティアに参加させて頂いています。スタッフの皆様の誠実な様子、そしてボランティアを信頼し、当てにしてしっかり作業の事前準備がなされているさまを肌で感じ、当時このWVJという団体に引きつけられたことを思い出します。
データ入力等で3F作業の方もいらっしゃいますが、主には2Fボランティア室中央の大きなテーブルで発送や手紙チェック担当が、左壁に沿って並んだ7~8台パソコンは和訳・英訳担当が10時には位置につきよーいドン!(ちょっとオーバー)各自黙々と走り出します。それでも事務所では、在宅の方々がおひとりで苦悶なさる手書き英字の解読も、お隣の方の新鮮な目の助けをお借りしてすんなり解決したり、英訳するチャイルド・スポンサーのお手紙に同封されている素敵な手作りギフトに歓声をあげたりと、連帯空気の中で手や頭を動かすことができます。以前は見学も企業の方々がほとんどでしたが、最近は修学旅行中の中学生、また思いがけず幼稚園生のかわいいお客様までもがボランティア室を覗いてゆかれることがあります。
チャイルドへの思い溢れるチャイルド・スポンサーの皆様の温かなお手紙や現地報告書等に接したり、スタッフやご一緒するボランティアの方々の色々なお話を伺える一日は、私にとっては大切で癒される時間でもあります。ボランティアの場を提供して下さっているWVJに感謝し、ひとりでも多くの子どもたちに希望の種が撒かれますようにと願いながら、これからもWVJを通してささやかでも社会に繋がってゆけることを楽しみにしています。
うれしい働き 八十田 亜都子さん(在宅翻訳ボランティア・神奈川県在住)
「何もかもはできないけれど、何かはできる」この呼びかけが好きです。
最初はタイの男の子、次にザンビアの男の子、今はミャンマーの男の子を支援しています。在宅の翻訳ボランティアも16年目になります。チリも積もればで訳した手紙は1680通。この間、手書きだった清書がパソコンとプリンターでの仕上げになり、さらにペーパーレスのウェブ上での翻訳になり、時代の流れに乗ってきました。現地語から英訳された手紙は文法が怪しかったり、解読に苦しむ筆跡だったりしますが、いつのまにか平気になりました。子どもがいっしょうけんめい鉛筆を握って描いた素朴な絵を見るとその子のまなざしが浮かびます。リストから学校や職場のグループで支援しているケースや、同じ人が複数のチャイルドを支援しているケースなどが覗われるとその背景を想像し感心してしまいます。
私は教会のオルガン奏楽者でWVJのことを教会でも紹介しています。趣味はピアノとフルート、山歩きとテニスも楽しんでいる孫持ち主婦です。「麦の穂」の発行のおかげで、在宅の自分も同じ働きの輪の一部分として他のボランティア達とつながっているという思いがしてうれしいです。
楽しみなボランティア活動 指田 勝さん(事務所ボランティア・東京都在住)
ボランティアに通うようになり5年近くが経ちます。月に一度行けるかどうかにもかかわらず、快くこの時間を過ごせることに毎回感謝しています。きっとスタッフの皆さんの人柄の御蔭です。職歴や年齢関係なく、世界の子どもたちに何かできることをしたい人達が集い、同じ時を過ごすことができる素晴らしい環境だと感じてます。
また人として学び取れる時間にもなることができ、毎回楽しみにしています。
翻訳ボランティアを始めて 浦尾 千佳さん(在宅翻訳ボランティア・千葉県在住)
私がチャイルド・スポンサーを始めたのは一人目が2003年、現在2人目支援中です。翻訳ボランティアの方は多分5年ほど前からだと記憶していますが、何か他に役立てる事はないかと考えていて決めました。子どものたちの絵や文から現地の文化、習慣、環境を知ることができるすばらしい仕事だと思います。知らない言葉は自分用単語ノートにその都度書きためています。封筒を開け、まず資料集で概要を読み、性別にラインをひき、私用翻訳キットから付箋、鉛筆など取り出し作業を始めますが、注意するのは子どもの年齢により言葉の使い方を選んでいます。そして一日も早い返送を心がけています。
他にはない有意義な在宅ボランティアは私自身を刺激し、手紙の向こうの国を感じられる国際交流と思っています。これからもずっと私のライフワークのひとつとして継続して行きたいと願っています。
自分の世界を豊かにするために
油田
さと子さん(在宅翻訳ボランティア・茨城県在住)
初めて社会人となって、つくづく「給料と引き替えの労働は並大抵のものではない」 と思い知ったころ、私にとっての「仕事」は2種類あると思うようになりました。ひとつは、報酬をお金でいただいて自分が食べていくための仕事。もうひとつは、報酬を新しい知識と貢献感でいただいて自分の世界を豊かにするための仕事。食べるための仕事にたくさんのエネルギーと時間を取られつつも、在宅であればふたつめの仕事もできそうだと思って翻訳作業に参加させていただくことにしました。
チャイルドからの手紙を翻訳していると、全く知らなかった国々の様子に触れることができますね。遠くに暮らすチャイルドが描く絵は、日本の子どもたちが描く絵にもどこか似ていて、子どもたちが成長していこうとする姿はどこでも同じなのだなと実感します。また、メールを通して他のボランティアのみなさんの体験や知識までも共有させていただけるのも、この作業の楽しみです。
チャイルドからの手紙が電子化され、翻訳作業がオンライン対応できるようになって、本当に助かっています。仕事などで旅行することが多いのですが、滞在先や移動中でも作業を進めることができます。電子化に尽力されたスタッフのみなさま、どうもありがとうございました。
夢は地球をかけめぐり・・・・・ 立花 洋子さん(事務所ボランティア・東京都在住)
私がWVJでお手伝いを始めて早7年余の月日が経ちました。今、その当時の初々しさがなつかしく、あらためて、初心に戻りたいと感じています。WVJでは、主に、日本のチャイルド・スポンサーの手紙を英訳してきましたが、片や、趣味で学んでいたスペイン語の力をひそかに磨いてきました。まず、エクアドルのチャイルドのスポンサーになり、彼女に、スペイン語で、手紙を書く様になりました。そして、今年の南米旅行の折には、エクアドルのWVの事務所を訪問し、現地のスタッフの方たちと歓談のひとときを過ごすことが出来ました。 彼らの、仕事の流れをつぶさに見る機会にもなりました。その時、「ああ、この事務所で、私は、小さなお手伝い―チャイルドのスペイン語の手紙を日本のチャイルド・スポンサーのために、和訳することができる―と思いました。来年は、その「夢」を追いかけて・・・と、心が地球の裏側に飛んでいるこの頃です。

